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[岩田太郎] 【日韓国交正常化50周年記念切手デザインは国辱もの?】~冷静な対応が一番~

Japan In-depth / 2015年4月23日 11時0分

しかし、発行日まで2か月を切った今、デザインのやり直しは無理だし、このまま発行されるだろう。それを踏まえた上で、もう一度問題の切手の意匠をよく眺めると、別の解釈も可能なことに気付いた。

まず、この図案の全体を支配するのは、下方にある桜の花から湧き出る、淡いピンク色である。これが基調を染め上げている。そして、梢から可憐に伸びたソメイヨシノと思われる桜の花が、両手を広げて上方のモノトーン的なムクゲの存在を支えているように見えるのである。

つまり、「現在の韓国の文化や産業のルーツや高度な部分は多くを日本に起源を求めることができ、その基礎なしには存在できない」という、ある種日本の優越性を主張しているように読めなくもないのだ。デザイナーの中丸氏は言下に否定するだろうが、切手の図案をテキストとして見た場合、様々な解釈が成り立つのも事実だ。

いずれにせよ、この切手が国辱的だとして発行に反対する声が日本国内で高まる可能性はある。だが、そのような些末なことで騒ぐのは得策ではない。こだわれば、日本の民度を下げてしまう。冷静を保つのが一番だ。

韓国は日本にとって付き合いが難しい隣人だが、お隣さんであることは永遠に変わらない。国交正常化50周年を機に、少しでも建設的な方向に持っていく努力が必要だ。

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